東京都千代田区丸の内1-6-2 新丸の内センタービル5F
03-6206-3211(初診)
東京都新宿区西新宿1-19-6  山手新宿ビル
03-5381-3000(代表)

体外受精について

特殊検査について

以下の検査は、患者さまの希望により実施する着床不全および不育症に関する特殊検査です。血液検査については月経周期に関わらずどの時期でも検査が可能ですが、特殊検査のため平日の午前のみとなります。ご予約のうえ来院ください。

着床不全とは、体外受精・胚移植において、良好な胚を3回以上移植しているにも関わらず、一度も妊娠反応を得ない場合を対象と考えます。

不育症は、過去の妊娠で3回以上続けて流産を経験されている場合が対象となります。 流産は妊娠の約15~20%に起こるものですので2回の流産はあまり心配する必要はありませんが、希望があれば3回未満の流産でも検査を行うことは可能です。

検査

子宮鏡検査

子宮鏡検査とは、子宮の中に細いカメラをいれて子宮の内部を直接観察するものです。イメージ的には胃カメラと同じです。超音波検査や子宮卵管造影検査などで、子宮内部の筋腫やポリープが疑われる場合や原因不明不妊の場合などに行います。月経が始まりましたらすぐに予約してください。検査ができるタイミングは月経終了直後から排卵前までです。

着床不全および不育症セット検査

当クリニックオリジナルの血液検査となります。凝固系異常や自己免疫性疾患などを検索し、着床不全や不育症の原因を探ります。この検査では、抗リン脂質抗体や自分を傷つける抗体反応、血液が固まりやすくなる要因についても調べます。また、以下の項目に異常があれば、抗凝固療法(低用量アスピリン内服・ヘパリン自己注射)や漢方内服などの治療を行います。検査結果には約1週間要します。

  • 抗核抗体
  • LA-DRVVT
  • APTT
  • 抗CL 抗体 IgG
  • 抗CL 抗体 IgM
  • プロテインSおよびC活性
  • 第12因子
  • 抗CLβ2GPI 抗体
  • Th1 細胞/ Th2 細胞
夫婦染色体検査

血液検査です。本人のみ、またはご夫婦で検査することも可能です。結果に対し治療法はありませんが、特に不育などの原因検索には重要な検査となります。

その他、事前にお伝えしておきたいこと

感染症検査について

当院で不妊治療を行う患者さま全員に、1年に1回の検査を受けていただいております。(他院で行った検査結果をお持ちいただければ1年以内は有効です。血液型は当クリニックで再度検査いたします。)

  • 血液型
  • 貧血
  • B型肝炎
  • C型肝炎
  • 梅毒
  • HIV
  • AMH(卵巣年齢を予想するホルモン)
着床前検査について

受精卵着床前検査のご相談は、事前に担当医までお願いいたします。

受精卵や精子のお預かりについて

凍結された受精卵や精子の保存には、防犯カメラの設置、室内の施錠、容器にご本人が直接署名するなど最大限のケアをしております。ただし、天災や火災、盗難等の不慮の事故による破損や損失の可能性があります。その際、当クリニックでは一切の責任を負うことができません。また、一切の補償も認めておりません。
なお、凍結保存については毎年更新の手続きをお願いしており、1年後に更新手続きがない場合には「更新の意思なし」と判断し、自動的に破棄させていただきます。以上について事前にご理解、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

薬などの適応外使用について

当クリニックの不妊治療は、国内では不妊治療への使用が認められていない薬などを使う場合があります。これを適応外使用といいます。これは国内でも不妊治療以外での使用は認められており、海外では広く不妊治療に用いられ安全性も認められているものです。使用についての心配は必要ありませんが、不妊治療に使用する場合は自費診療となります。これらの使用を望まない場合はいつでもお申し出ください。また、事前に担当医より説明いたします。

学会への報告義務・学会発表・個人情報について

杉山産婦人科は日本産科婦人科学会の生殖補助医療実施登録施設であり、当クリニックで行った体外受精などの成績は学会への報告義務があります。また、症例の報告や検査結果などのデータを使用した研究を国内外の学会や論文で発表することがございます。そのため、破棄される検査後の血液や精液を研究などに使用させていただくことがあります。個人を特定することは一切ありませんのでご安心くださいませ(個人情報保護)。また、データの使用を望まない場合には事前にお申し出ください。ご理解のうえ、ご協力くださいますようお願い申し上げます。

特定不妊治療費助成金を申請される方へ(参考)

2022年4月から保険適用が予定されており、助成金は2022年3月末で終了となります。

【東京都の場合】

1. 助成金の対象者(年齢制限)について

「1回の治療」の開始日における妻の年齢が43歳未満である場合が対象です。治療中に43歳の誕生日をむかえた場合でも助成金は受け取ることができます。助成を受けた回数が上限に満たない場合でも、妻の年齢が43歳以上で開始した治療は対象外です。治療開始日とは、その周期(通常は月経2~4日目頃)にはじめて来院された日をいいます。

2. 助成の回数

初回助成を受けた妻年齢(43歳以降は助成終了)により、助成の回数が変わります。

妻の年齢が40歳未満で1回目の助成を受けた夫婦 通算6
まで
妻の年齢が40歳以上43歳未満で1回目の助成を受けた夫婦 通算3
まで
1回の治療期間の初日における妻の年齢が43歳以上の夫婦 対象外
です

3. 申請方法

申請期限は「1回の治療」が終了した日の属する年度末(3月31日消印有効)です。書類の作成日ではありませんのでご注意ください。
出産された場合、助成回数カウントはリセットされます。事実婚の場合も申請することが出来ます。
助成金申請書類作成は妊娠判定終了後に、その周期の領収書(コピー可)のすべてを添えて当クリニック受付まで申し込みください。
作成には1~2週間いただいております。年度末でお急ぎの場合には事前に相談ください。助成金申請書類作成には別途費用が必要です。

詳しくは、東京都福祉保健局までお問い合わせください。

問い合わせ先:
東京都福祉保健局
少子社会対策部 家庭支援課母子医療助成担当 
03-5320-4375

お住まいの市町村によって申請方法や助成される内容が異なります。
必ずお住まいの自治体へお問い合わせください。

不妊治療保険適用化への動きと懸念点

不妊治療の保険適用については、2022年4月より実施される方向で現在も議論が進んでおります。
これまで、一般不妊治療(タイミング法、卵巣刺激法、人工授精など)の多くは保険適用とされてきましたが、特定不妊治療(体外受精や顕微受精など)は保険適用外とされ自由診療とされてきました。日本では保険治療と自由診療を合わせる混合診療は、原則として認められていないため、自由診療となる体外受精を受けるならば、その費用は自己負担しなければなりません。
しかし、現在は年齢や回数の制限などの条件があるものの、採卵から移植までで最大30万円の治療費助成金制度があります。
そうした中、特定不妊治療に含まれる治療の一部も2022年度より保険適用が始まります。保険診療は69歳までは3割自己負担であるため、簡単に説明しますと、治療費が30万円だった場合、9万円が自己負担となってしまうわけです。これまでも30万円を超えた額は自己負担でしたが、治療費が43万円未満ですと保険適用されず30万円の助成制度がある方が、保険適用よりも自己負担が少なくなってしまいます。例えば、治療費40万円で助成金を受け取った場合の自己負担額は10万円、保険適用になった場合の自己負担額は12万円です。

今後、保険適用されるようになったとしても、年齢や回数制限のような条件はある程度維持される方針のようです。また、保険適用になれば現状の助成金制度は廃止となることが決定しているため、条件に満たない場合は全額自己負担となってしまいます。
保険適用化の詳細はまだ明らかになっていませんが、排卵誘発、採卵から移植、凍結保存までの一連のスタンダードな治療のみであると予想され、様々なオプションは保険適用にはならないでしょう。決められた治療以外の自由診療を1つでも希望された場合は保険適用されず、注射、採卵から全てを自由診療で行う必要があるのです。

保険適用にならなかった自由診療のうち一部は「先進医療」に認定される方向で議論は進んでいます。しかし、ここでいう「先進医療」とは、保険診療に加えて、特別に同時に実施できる自由診療のことを指し、認定された自由診療については実質「混合診療」を許可するという意味でしかありません。しかし、全ての自由診療が認定されるわけではなく、どの自由診療が認定されるかは詳細不明です。

以上のように、このままの制度で保険適用になってしまうと、治療技術の選択が実質制限され、さらに自己負担が増えてしまうことが予想されます(保険適用の3割負担+先進医療の自費、助成金なし)。先進医療の内容次第では全額自費となってしまうことが懸念されています。

その他

体外受精に関してよくお寄せいただくご質問や費用については下記をご覧ください。

説明動画のご案内

患者さま専用:説明動画では、「体外受精周期スケジュール」内にもある、注射や点鼻スプレーの使用法などを動画で説明しています。また男性の方には「精子採取の注意点と精子容器の説明」もまとめて掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

【視聴できる項目】
産科・婦人科
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診療時間
9:00~12:00 / 14:00~16:00(休診:日曜 /祝日 / 年末年始)
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